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第7条(発電用原子炉施設への人の不法な侵入等の防止)について解説!

原発の設置許可基準規則の第7条(発電用原子炉施設への人の不法な侵入等の防止)について紹介します。

第7条(発電用原子炉施設への人の不法な侵入等の防止)について知りたい方は、参考にしてみてください。

規則要求の内容を確認!なにが求められているのか整理が必要!

原発では、設置許可基準規則や規則の解釈、審査ガイドなどにしたがい、条文を構成する項ごとに以下の取り組みを行い、安全を確認しています。

設計基準事故の規則要求 重大事故の規則要求 取り組み
設置許可基準規則
第7条
「人の侵入防止」
「集中監視・通信連絡」
「部屋の施錠管理」
「爆発物などの持ち込み防止」
「不正アクセス行為の防止」

 

 

原発はほんとうに要求どおりなの?原発の取り組みを紹介!

ここでは、原発が規則要求どおりに作られるように、原発で行われている取り組みをひとつひとつ見ていきましょう。

「人の侵入防止」: 敷地の境界などに柵などを設置し巡視などを行い人の侵入防止や出入管理を行う

原発では、原発のなかのウランやプルトニウムなどの放射性物質が盗まれたりすることを防ぐために、人が簡単に入れないよう敷地の境界など(区域)は高い柵や丈夫な壁で囲んでいます。その区域を警備員が定期的に見回ったり監視したりしています。これにより、原発のなかに不法に入ろうとする人を見つけたり止めたりします。

「集中監視・通信連絡」: 警報や防犯カメラの映像などを集中的に監視し関係機関と通信連絡を行う

原発では、人が無断で入ってきて原発のなかのウランやプルトニウムなどの放射性物質を盗んだりしないように見張るために、人が入ってきたらすぐにわかるように防犯のためのセンサーやカメラなどを設置しています。そして、そのセンサーからの情報やカメラからの映像や音を、原発のなかの部屋で何人もの警備員がずっとチェックをしていて、もし人が無断で入ってきてもすぐに警備員が駆け付けたり、警察などに連絡ができるように電話などを準備しています。

「部屋の施錠管理」: 部屋の施錠を管理し原発の情報システムへの不法で物理的な侵入を防止する

原発では、原発のなかのウランやプルトニウムなどの放射性物質の安全を守るために、いろいろな装置や機械、コンピュータを使っています。これらの装置や機械、コンピュータを動かすための情報システムは原発のなかにありますが、人が無断でこの情報システムを操作したり壊したりすると原発にトラブルが起きるおそれがあります。そのため、この情報システムが設置されている部屋には鍵や暗証番号などを設定して、人が無断で操作したり壊したりできないようにしています。

「爆発物などの持ち込み防止」: 爆発物などの持込みを防止するため持込み点検を行う。

原発では、原発のなかのウランやプルトニウムなどの放射性物質の安全を守るために、人が持ってきたり送ってきたりした荷物などのなかにある爆発物などの危ない物を、原発のなかに持ち込ませないようにないように、警備員が荷物や人の身体をチェックしています。

「不正アクセス行為の防止」: 原発の情報システムがサイバーテロなどを受けないよう外部アクセスを遮断する

原発では、原発のなかのウランやプルトニウムなどの放射性物質の安全を守るために、いろいろな装置や機械、コンピュータを使っています。これらの装置や機械、コンピュータを動かすための情報システムは原発のなかにありますが、この情報システムに誰かが外から不正にアクセスして操作したり壊したりすると原発にトラブルが起きるおそれがあります。そのため、この情報システムはインターネットなどとつながらないように作られています。

 

 

口コミ・評判は実際どう?【第7条の感想・レビュー】

ここでは第7条に関連して、原発への人などの不法侵入ついての口コミをみていきましょう。

口コミを調査したところ、山菜取りやデモ、ポケモンゴー、ドローンによる原発への不法侵入についての評判があることがわかりました。

 

 

本記事は原発の新規制基準施行後の最初の設置許可の情報やヒアリング資料を主に参考にしており、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

また、当サイトに掲載している情報は、万全の保証をいたしかねます。原発の詳細な情報は、必ず各電力会社または原子力規制委員会の公式サイトでご確認ください。