原発の設置許可基準規則の第6条(外部からの衝撃による損傷の防止)について紹介します。
第6条(外部からの衝撃による損傷の防止)について知りたい方は、参考にしてみてください。
規則要求の内容を確認!なにが求められているのか整理が必要!
原発では、設置許可基準規則や規則の解釈、審査ガイドなどにしたがい、条文を構成する項ごとに以下の取り組みを行い、安全を確認しています。
設計基準事故の規則要求 | 重大事故の規則要求 | 取り組み① | 取り組み② |
設置許可基準規則 第6条第1項、第6条第2項 |
- | 「外部ハザードの抽出」 | 「自然現象の検討・評価」 |
設置許可基準規則 第7条第3項 |
「人為事象の検討・評価」 | ||
設置許可基準規則 第7条第4項~第7項 |
- (兼用キャスクに対する要求) |
原発はほんとうに要求どおりなの?原発の取り組みを紹介!
ここでは、原発が規則要求どおりに作られるように、原発で行われている取り組みをひとつひとつ見ていきましょう。
「外部ハザードの抽出」: 原発で考慮する外部ハザード(自然現象と人為事象)を検討して抽出する
原発では、自然現象や人為事象によって発生する外部ハザードからの影響を検討・評価するため、原発で発生するおそれのある事象を網羅的に洗い出して影響を検討しています。
「自然現象の検討・評価」: 自然に起因する外部ハザードの検討と評価
自然現象とは、洪水、風(台風)、竜巻、凍結、降水、積雪、落雷、地滑り、火山の影響、生物学的事象、森林火災、高潮などの自然に起因する事象です。これらの事象は、原発の安全性に影響を与えるおそれがあります。
原発では、これら自然現象が原発へ影響を与えないか検討や評価を行っています。
「人為事象の検討・評価」: 人間の活動に関連する外部ハザードの検討と評価
人為事象とは、飛来物(航空機落下)、ダムの崩壊、近隣工場等の火災・爆発、有毒ガス、船舶の衝突、電磁的障害などの人間の活動に関連する事象です。これらの事象は、原発の運転や制御に支障をきたしたり、放射性物質の放出や拡散を引き起こしたりするおそれがあります。
原発では、これら人為事象が原発へ影響を与えないか検討や評価を行っています。
口コミ・評判は実際どう?【第7条の感想・レビュー】
ここでは第6条に関連して、自然現象や人為事象ついての口コミをみていきましょう。
#報ステ
— 但馬問屋 (@wanpakuten) September 19, 2019
“東電旧経営陣に無罪判決”
判決文では…
『津波という自然現象について、あらゆる可能性に対策を義務付ければ原発の運転はおよそ不可能』
後藤謙次氏
「原発というのは細心の上に細心の注意を払って安全を最優先に動かす発電所。この判決文(↑)は運転を前提にしている。まさに本末転倒」
『津波という自然現象について、あらゆる可能性に対策を義務付ければ原発の運転はおよそ不可能』
— コトママ (@kotomamacat) September 19, 2019
だから、止めよう…と、ならないのか? https://t.co/p6CHiLQPPp
「予測に限界のある津波という自然現象について、想定できるあらゆる可能性を考慮し、必要な措置を講じることが義務づけられれば、原発の運転はおよそ不可能になる」
— エリック C (@x__ok) September 19, 2019
と言う判決文、つまりは原発など動かしたことからして犯罪だと解釈できるではないか。
東電「旧経営陣3名の無罪判決」の理由
— 盛田隆二 🌐™ (@product1954) September 19, 2019
「津波という自然現象について、あらゆる可能性に対策を義務付ければ、原発の運転はおよそ不可能」
↑
だ か ら 永 渕 健 一 裁 判 長!
原 発 は す べ て 廃 炉 に す べ き な ん だ っ て ば! pic.twitter.com/RnTK6dhqIF
原発は「軽石」の漂着でも停止するのか。自然現象で停止するなんて、不安定電源ですね。 https://t.co/UUnmQH9f6P
— 田中 信一郎 (@TanakaShinsyu) October 28, 2021
軽石漂着で原子力規制委が注意喚起 原発の運転に影響のおそれ: https://t.co/M0jj6TcxZU
— てんぱり (@tessy03931) October 27, 2021
軽石が関東にまで漂着中のニュースだが、原発は大丈夫なのだろうか、冷却水を海水から取水していると思うのだが、フィルター詰まりだけで済むのかね。 https://t.co/Qd3TU2FK8M pic.twitter.com/J0AMJpoyJ1
— 建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 (@mori_arch_econo) November 16, 2021
「もし取水口が詰まって海水が取り込めないと、原子炉が冷やせなくなる恐れがある」と。
— 青木美希 新刊『なぜ日本は原発を止められないのか?』出版/『地図から消される街』8刷 (@aokiaoki1111) October 30, 2021
規制委が、大量の軽石が漂流していることから、電力各社には警戒を続けるよう促しています。
原発は、安全安心なのでしょうか。 https://t.co/OYPjZPVhxD
【原発のリスク対策(12)】外的攪乱には、自然現象(地震や津波、隕石落下など)、偶発的人為事象(航空機の墜落、意図しない着弾など)、故意の外乱(破壊行為、戦争)などが想定されます。
— エレキたん【節電・ピークシフト】 (@ElekiTan) June 6, 2014
【福島第一事故を踏まえた 原子力発電所の安全確保の考え方】昨日の更田チーム評価会合での提出資料。BWR http://t.co/22OjRrtHとPWR http://t.co/oNtSLSeO です。特に低頻度高影響事象やテロ等の人為事象に対しても対策を進める内容ですね。
— 森雪 (@Premordia) January 19, 2013
「原子力発電所における航空機落下確率」みたいな報告書を読んだことがあります。原発に飛行機が落下するような事故が起きる確率は非常に低いので「想定される人為事象」として設計上考慮する必要はないと言うのですが、意図して突っ込ませることでその確率が100%になることは考慮されていません。
— Kenji Saito (@ks91020) March 23, 2010
川内原発パブコメ。「79ページ 3-4.2.5 その他人為事象 3.航空機落下」 by 市民の会さん。
— coco (@cocobluesky) August 14, 2014
安倍内閣の集団的自衛権、閣議決定で、原発のリスクが高まったのに、原発の審査基準が「超時代遅れ」な件! pic.twitter.com/ZSnwhEh2tE
口コミを調査したところ、津波に係る旧東電訴訟、噴火に伴う軽石の影響、航空機墜落についての評判があることがわかりました。
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本記事は原発の新規制基準施行後の最初の設置許可の情報やヒアリング資料を主に参考にしており、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
また、当サイトに掲載している情報は、万全の保証をいたしかねます。原発の詳細な情報は、必ず各電力会社または原子力規制委員会の公式サイトでご確認ください。