原発の「タービンバイパス弁」について紹介します。
原発の「タービンバイパス弁」について知りたい方は、参考にしてみてください。
原発の「タービンバイパス弁」について解説!
原発では原子炉で発生する核分裂の熱エネルギを取り出すために原子炉または蒸気発生器で蒸気を作りタービンへ送り出し、タービンで使い終わった蒸気は復水器で冷やし水としてふたたび原子炉または蒸気発生器へ送り出しということを繰り返し発電をしています。
原子炉または蒸気発生器で作り出した蒸気はタービンへ送り出さなければ発電はできません。
発電を行わない原子炉の起動時や停止時はもとより、たとえば原子炉圧力の圧力が高すぎるため発電するよりも原子炉の圧力を調節することを優先するといった場合には、弁という設備を調整しタービンを経由させず復水器へ直接蒸気をみちびき冷やすことで原子炉圧力容器の圧力を低くするということもあります。
このように「タービンバイパス弁」とは下の画像のような原子炉圧力容器の圧力を調整するための弁という設備をいいます。
火力原子力発電技術協会.「原子力発電所」講座(全体計画と付属設備).昭和57年5月31日
「タービンバイパス弁」についての気になる口コミも要チェック!
ここでは原発の「タービンバイパス弁」の口コミを見ていきましょう。
タービンバイパス弁というと、いかにも2次系の機器のような名称ですが、実は起動停止時の出力調整機能を有する1次系(原子炉系)の機器ですね。その他にもタービントリップ時には迅速に復水器にダンプさせる逃がし弁としての機能もありますので、中々構造的には厄介な弁だったりします。>RT
— 森雪 (@Premordia) August 12, 2015
発電所には地震計を設置しています。一定以上の震度を観測すると発電を止めるよう設計しています。もし発電を止めた場合、蒸気を逃す必要があり、タービンの前設置しているタービンバイパス弁を開いて、蒸気を直接、復水器に送ることで、負荷急減に対応します。#発電所
— 🌈Tomo_Chan@プラントエンジニア(試験員)✨ (@TomoChan_0213) January 21, 2022
美浜3号機、順調に起動中https://t.co/YEFCPnEE0bで、原子炉出力も上昇開始(13時時点で0.8%)してますね。なお、現段階では発生した蒸気はタービンバイパス弁(起動・停止時は出力制御弁)経由で全量を復水器にダンプ中かと(^。^)
— 森雪 (@Premordia) June 26, 2021
参考: PWRの起動・停止方法https://t.co/Xfw77iHpUy
原発の「タービンバイパス弁」について調べたところ、設備の役割や設計についての口コミがありました。