フランスのロワールエシェール県のサン=ローラン=デ=ゾー原発を紹介します。
サン=ローラン=デ=ゾー原発について知りたい方は、参考にしてみてください。
サン=ローラン=デ=ゾー原発の場所を確認!
サン=ローラン=デ=ゾー原発は、フランスのロワール=エ=シェール県にあります。
この県は、ロワール渓谷の一部で、美しい城や庭園が多くあります。人気の観光名所としては、「世界の名城25選」に選ばれたシャンボール城やシュノンソー城などが挙げられます。
サン=ローラン=デ=ゾー原発には現在、加圧水型原子炉(PWR)が2基稼働しています。かつては黒鉛減速ガス冷却炉(GCR)が2基ありましたが、1969年と1980年に燃料溶融事故を起こし、1990年と1992年に運転終了しました。これらの事故はフランス原子力史上最も大きなものでした。
サン=ローラン=デ=ゾー原発から最寄りの空港はトゥール空港で、この空港からサン=ローラン=デ=ゾー原発まで車で約1時間かかります。
なお、下表のようにサン=ローラン=デ=ゾー原発には1~4号機がありますが、2機は廃炉中あるいは廃炉済みです。
unit | 初臨界 (First Criticality Date) |
送電網接続 (First Grid Connection) |
商業運転開始 (Commercial Operation Date) |
状態 (Status) |
ST. LAURENT B-1 | 1981年1月4日 | 1981年1月21日 | 1983年8月1日 | Operational |
ST. LAURENT B-2 | 1981年5月12日 | 1981年6月1日 | 1983年8月1日 | Operational |
ST. LAURENT A-1 | 1969年1月7日 | 1969年3月14日 | 1969年6月1日 | Permanent Shutdown |
ST. LAURENT A-2 | 1971年7月4日 | 1971年8月9日 | 1971年11月1日 | Permanent Shutdown |
サン=ローラン=デ=ゾー原発の特徴を簡単に解説!
原発では「燃料」「減速材」「冷却材」の3つと「原子炉容器」が重要です。
「燃料」は、「原子炉容器」のなかで核分裂により高速の中性子を発生させるとともに、「燃料」自体が高温となります。
「減速材」は、「原子炉容器」のなかで核分裂で発生した高速の中性子のスピードを落とし、中性子が「燃料」に当たりやすくして核分裂を起こしやすくします。
「冷却材」は、「原子炉容器」のなかで核分裂によって発生した高温の熱を「燃料」から取り出す役目をします。
サン=ローラン=デ=ゾー原発2号機の「燃料」「減速材」「冷却材」と「原子炉容器」の特徴!
サン=ローラン=デ=ゾー原発2号機の「燃料」「減速材」「冷却材」は以下のとおりです。
- 燃料:濃縮ウラン
- 減速材:水
- 冷却材:水
また、2号機の「原子炉容器」の大きさは、日本原子力情報センターの「原子力発電プラントデータブック」によれば、円柱で考えた場合に高さが約13m、直径が約4mであり、出力は921MWとなります。
サン=ローラン=デ=ゾー原発2号機 原子炉容器データ(Reactor Data) |
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出力(Output) | 921MW | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
形状(Shape) | Cylinder | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
高さ(height) | 13.17m | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
直径(Diameter) | 3.99m | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
素材(Material) | SA-508/SS | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
厚さ(Thickness) | 200mm |
下の2枚の画像は、遠方からの様子と接近したときの様子です。
口コミ・評判は実際どう?【サン=ローラン=デ=ゾー原発の感想・レビュー】
ここではサン=ローラン=デ=ゾー原発の口コミをみていきましょう。
順番に確認していきましょう。
Petit banc à l’ombre de la centrale nucléaire de Saint Laurent des Eaux (Bench with a view on the nuclear power plant) 2020-06-29 #france #surlaroute https://t.co/Qz4IFLUCmV #voyage #wanderlust #trip #roadtrip #ontheroad #roadtonowhere #travel #gaelic69 https://t.co/gQtEzQsVCC pic.twitter.com/wTTmc3qVJ7
— gaelic photographe (@gaelic69) July 1, 2020
サン=ローラン=デ=ゾー原発を望むベンチ
Los 2 reactores más antigüos de central nuclear de Saint-Laurent se accidentaron en 1969 y 1980 respectivamente. En los sedimentos del río Loira se encontró plutonio, un elemento que permanece radiactivo durante decenas de miles de años https://t.co/yUrnVEsjBi
— NoQueremosInundarnos (@EmbalseSeInunda) February 23, 2019
サン=ローラン=デ=ゾー原発の最も古い2基の原子炉は、それぞれ1969年と1980年に事故を起こしました。ロワール川の堆積物から、数万年間放射性物質として残るプルトニウムが発見されたのです。
nuclear power disasters
— The Far Field (@PeterD23265906) February 16, 2022
Chernobyl (1986) (USSR)
Fukushima Daiichi (2011) Japan
Kyshtym (1957) Russia
Three Mile Island (1979) USA
Windscale Pile (1957) United Kingdom
Chalk River (1952) Canada
Goiânia (1987) Brazil
Tokaimura (1999) Japan
Saint Laurent des Eaux (1980) France
原子力災害 チェルノブイリ(1986年)(ソビエト連邦) 福島第一原発(2011年) 日本 ウラル核惨事 (1957) ロシア スリーマイル島(1979年)アメリカ ウィンズケール・パイル(1957年) イギリス チョークリバー(1952年) カナダ ゴイアニア(1987年) ブラジル 東海村 (1999) 日本 サン=ローラン=デ=ゾー(1980年)フランス"
サン=ローラン=デ=ゾー原発の口コミを調査したところ、サン=ローラン=デ=ゾー原発の風景や過去の大事故についての評判があることがわかりました。
サン=ローラン=デ=ゾー原発の近場の飲食店をチェック! 【人気料理をご紹介】
ここではサン=ローラン=デ=ゾー原発の近くの飲食店をご紹介いたします。
興味がある方は参考にしてみてください。
サン=ローラン=デ=ゾー原発からの所要時間が車で約5分の、ベーカリー「Boulangerie Thoreau」です。
サン=ローラン=デ=ゾー原発の近くの飲食店を調査したところ、とても評判の良いお店があることが分かりました。
近くまで来た際には、是非とも訪れてみてくださいね。
- どうして原発はPWRとBWRばかりなの?日本で採用された原発のタイプについて解説!
- 原発の運転期間『40年ルール』ってどんなルール?
- 原発の「改良標準化」とは?
- ハリス原発(HARRIS)|アメリカ-ノースカロライナ州
- オイスタークリーク原発(OYSTER CREEK)|アメリカ-ニュージャージー州
- 東海原発(TOKAI)|日本-本州
- ヒンクリーポイント原発(HINKLEY POINT)|イギリス-イングランド
- オブニンスク原発(APS-1 OBNINSK)|ロシア-カルーガ州
- セントルーシー原発(ST. LUCIE)|アメリカ-フロリダ州
- カルバート・クリフス原発(CALVERT CLIFFS)|アメリカ-メリーランド州
- ロヴィーサ原発(LOVIISA)|フィンランド-ウーシマー県
- 福島第一原発(FUKUSHIMA-DAIICHI)|日本-本州
- サンタ・マリア・デ・ガローニャ原発(SANTA MARIA DE GARONA)|スペイン-カスティーリャイレオン州