くらべて原子力

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グライフスバルト原発(GREIFSWALD)|ドイツ-メクレンブルクフォアポンメルン州

ドイツのメクレンブルクフォアポンメルン州のグライフスバルト原発を紹介します。

グライフスバルト原発について知りたい方は、参考にしてみてください。

グライフスバルト原発の場所を確認!

グライフスバルト原発は、ドイツ北東部バルト海沿岸にあるメクレンブルク・フォアポンメルン州のグライフスバルト市にあります。

メクレンブルク・フォアポンメルン州はバルト海沿岸に位置し、美しい自然や歴史的な建造物が多いです。人気の観光名所としては、ロストックやシュトラールズントなどのハンザ同盟都市(中世後期に欧州の経済圏を支配した同盟の都市)や、リューゲン島やウーゼドム島などの海岸リゾートが挙げられます。

グライフスバルト原発は旧東ドイツ最大の原発でしたが、東西統一後に安全性の問題で運転を停止し、現在は廃止措置が進められています。

グライフスバルト原発から最寄りの空港はロストック空港で、この空港からグライフスバルト原発まで車で約1時間半かかります。

なお、下表のようにグライフスバルト原発には1~5号機がありますが、全機が廃炉中あるいは廃炉済みです。

unit 初臨界
(First Criticality Date)
送電網接続
(First Grid Connection)
商業運転開始
(Commercial Operation Date)
状態
(Status)
GREIFSWALD-1 1973年12月15日 1973年12月17日 1974年7月12日 Permanent Shutdown
GREIFSWALD-2 1974年12月3日 1974年12月23日 1975年4月16日 Permanent Shutdown
GREIFSWALD-3 1977年10月16日 1977年10月24日 1978年5月1日 Permanent Shutdown
GREIFSWALD-4 1979年7月22日 1979年9月3日 1979年11月1日 Permanent Shutdown
GREIFSWALD-5 1989年3月26日 1989年4月24日 1989年11月1日 Permanent Shutdown

グライフスバルト原発の特徴を簡単に解説!

原発では「燃料」「減速材」「冷却材」の3つと「原子炉容器」が重要です。

「燃料」は、「原子炉容器」のなかで核分裂により高速の中性子を発生させるとともに、「燃料」自体が高温となります。

「減速材」は、「原子炉容器」のなかで核分裂で発生した高速の中性子のスピードを落とし、中性子が「燃料」に当たりやすくして核分裂を起こしやすくします。

「冷却材」は、「原子炉容器」のなかで核分裂によって発生した高温の熱を「燃料」から取り出す役目をします。

グライフスバルト原発1号機の「燃料」「減速材」「冷却材」と「原子炉容器」の特徴!

グライフスバルト原発1号機の「燃料」「減速材」「冷却材」は以下のとおりです。

  • 燃料:濃縮ウラン
  • 減速材:水
  • 冷却材:水

また、1号機の「原子炉容器」の大きさは、Nulear Engineering Internaitonal の「WORLD NUCLEAR INDUSTRY HANDBOOK」などによれば、円柱で考えた場合に高さが約12m、直径(内径)が約4mであり、出力は440MWとなります。

グライフスバルト原発1号機
原子炉容器データ(Reactor Data)
出力(Output) 440MW
形状(Shape) Cylinder
高さ(height) 11.8m
直径(Diameter) 3.56m(i.d)
素材(Material) CS/SS
厚さ(Thickness) 140mm

グライフスバルト原発2号機の「燃料」「減速材」「冷却材」と「原子炉容器」の特徴!

グライフスバルト原発2号機の「燃料」「減速材」「冷却材」は以下のとおりです。

  • 燃料:濃縮ウラン
  • 減速材:水
  • 冷却材:水

また、2号機の「原子炉容器」の大きさは、Nulear Engineering Internaitonal の「WORLD NUCLEAR INDUSTRY HANDBOOK」などによれば、円柱で考えた場合に高さが約12m、直径(内径)が約4mであり、出力は440MWとなります。

グライフスバルト原発2号機
原子炉容器データ(Reactor Data)
出力(Output) 440MW
形状(Shape) Cylinder
高さ(height) 11.8m
直径(Diameter) 3.56m(i.d)
素材(Material) CS/SS
厚さ(Thickness) 140mm

グライフスバルト原発4号機の「燃料」「減速材」「冷却材」と「原子炉容器」の特徴!

グライフスバルト原発4号機の「燃料」「減速材」「冷却材」は以下のとおりです。

  • 燃料:濃縮ウラン
  • 減速材:水
  • 冷却材:水

また、4号機の「原子炉容器」の大きさは、Nulear Engineering Internaitonal の「WORLD NUCLEAR INDUSTRY HANDBOOK」などによれば、円柱で考えた場合に高さが約12m、直径(内径)が約4mであり、出力は440MWとなります。

グライフスバルト原発4号機
原子炉容器データ(Reactor Data)
出力(Output) 440MW
形状(Shape) Cylinder
高さ(height) 11.8m
直径(Diameter) 3.56m(i.d)
素材(Material) CS/SS
厚さ(Thickness) 140mm

下の2枚の画像は、遠方からの様子と接近したときの様子です。

参照:Web Archive

参照:Web Archive

口コミ・評判は実際どう?【グライフスバルト原発の感想・レビュー】

ここではグライフスバルト原発の口コミをみていきましょう。

順番に確認していきましょう。

廃炉になったグライフスヴァルト原発(当時東ドイツ)の格納容器に入ったところ。ソ連設計のVVER加圧水型原子炉で、1基440MWだった。ドイツ再統一の際に停止された。

このソビエト時代の原子力発電所を、作業員が解体しています。

原発を止めた後に何が起こるか、ほとんどの人が教えてくれないことを付け加えておきます。 今はまだゆっくりと全体像を把握しているに過ぎないからです。 1995年グライフスヴァルト原発が停止、2012年まで除染と建て直しを行う計画でした。 でもまだ除染中です。

グライフスバルト原発の口コミを調査したところ、グライフスヴァルト原発の廃炉についての評判があることがわかりました。

グライフスバルト原発の近場の飲食店をチェック! 【人気料理をご紹介】

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ここではグライフスバルト原発の近くの飲食店をご紹介いたします。

興味がある方は参考にしてみてください。

グライフスバルト原発からの所要時間が車で約9分の、ドイツ料理「Restaurant Düne Acht」です。

グライフスバルト原発の近くの飲食店を調査したところ、とても評判の良いお店があることが分かりました。

近くまで来た際には、是非とも訪れてみてくださいね。