くらべて原子力

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原発の「リレー室」ってどんな部屋?

原発の「リレー室」について紹介します。

原発の「リレー室」について知りたい方は、参考にしてみてください。

原発の「リレー室」について解説!

原発では原子炉で発生する核分裂の熱エネルギを取り出すために、原子炉または蒸気発生器で発生した蒸気でタービンを回して発電しています。

核分裂の調整のために制御棒などの設備を操作したり、原子炉または蒸気発生器で蒸気を発生させるために水を送り込む大型ポンプを動かしたり、発電のための巨大なタービンの回転を調整したり、大電流を必要とするさまざまな現場の設備を動かしますが、これらの設備は原発の運転員が現場から直接操作するのではなく、中央制御室から手動または自動で操作して動かします。

中央制御室で大電流の流れる設備のonやoffを直接操作するのは、スイッチが故障などしている場合に運転員が感電する危険があることから、避けるほうが安全です。

また、設備と操作するためのスイッチを直接つなぐとスイッチをonやoffするときにスイッチに大電流が流れ、故障の範囲が運転員の操作するスイッチから設備まで広く及ぶことが考えられることから、トラブルが発生したときの故障の範囲を狭くすることも大切です(下図参照)。

上のような理由から、原発では、大電流の流れる設備のonやoffを中央制御室から間接的に行えるようにするとともに、運転員の操作するスイッチなどに大電流が流れることを防ぎスイッチを保護するために、スイッチと設備の間に「リレー(継電器)」と呼ばれる機器をはさむ工夫をしています。

原発の「リレー室」とは、「リレー(継電器)」と呼ばれる機器がたくさん置かれている部屋(下図参照)をいいます。

「リレー(継電器)」についての気になる口コミも要チェック!

ここでは原発の「リレー(継電器)」の口コミを見ていきましょう。

原発の「リレー(継電器)」について調べたところ、福島原発の事故や原発の自動停止、設備の古さについての口コミがありました。