くらべて原子力

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原発の「グランド蒸気復水器」ってどんな設備?

原発のグランド蒸気復水器について紹介します。

原発のグランド蒸気復水器について知りたい方は、参考にしてみてください。

原発のグランド蒸気復水器について解説!

原発では原子炉で発生する核分裂の熱エネルギを取り出すために、沸騰蒸気を利用してタービンを回して発電しています。

タービンは沸騰蒸気が入った入れ物の中にありますが、タービンを回転させるための軸は入れ物と接触しないように少しすきまをもたせて設置されています。

タービンの入れ物は常に真空を維持しなければならない復水器とつながっており中の圧力が小さくなっているため、このままでは軸と入れ物ののすきまから周りの空気が入り込みます。

圧力の高い沸騰蒸気を冷やすことで圧力を低く真空に維持している復水器にとって、空気は冷やしても圧力はほとんど変わらないことから邪魔なものです。

そこで軸と入れ物ののすきまにあらかじめ空気ではなく蒸気を用意していおくことで、空気が入ってくるのを防ぐという仕組みを導入しているのです。

このあらかじめ用意しておく蒸気のことを「グランド蒸気」といいます。

グランド蒸気復水器とは下の画像のような軸と入れ物ののすきまから空気が流入することを防止するための「グランド蒸気」をふたたび水に戻し回収するための設備をいいます。

九州電力㈱.玄海原子力発電所4号機 原子炉自動停止の原因と対策について.平成23年10月21日