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原発の「可燃性ガス濃度制御系再結合装置」ってどんな設備?

原発の「可燃性ガス濃度制御系再結合装置」について紹介します。

原発の「可燃性ガス濃度制御系再結合装置」について知りたい方は、参考にしてみてください。

原発の「可燃性ガス濃度制御系再結合装置」について解説!

原発の原子炉圧力容器のなかでは燃料から常に放射線が放出されているため、燃料を冷やすためにその周りにある水を分解してしまい水素と酸素が発生してしまいます。

可燃性ガスである水素と酸素が発生したところに万が一火元のようなものがある場合には、水素と酸素は急激に反応して爆発を引き起こしてしまいます。

水素と酸素の反応による爆発を防ぐために、通常の運転時においては、原発の復水器と呼ばれる原子炉圧力容器で発生した高温の蒸気を冷やすことにより水に戻す設備から発生した水素と酸素を回収しています。

しかし、原発の事故時においては復水器で水素と酸素が回収されず原子炉圧力容器から原子炉圧力容器をすっぽりと取り囲んでいる原子炉格納容器へ直接水素と酸素が放出され、やがて水素と酸素の濃度が高くなり急激に反応して爆発を引き起こすおそれがあります。

原発の事故時においても水素と酸素の反応による爆発を防ぐために水素と酸素の濃度を調整する設備を「可燃性ガス濃度制御系再結合装置」といい、分解してしまった水素と酸素をふたたび結合させて水に戻し水素と酸素の濃度を低く保つ役割を果たします。

「可燃性ガス濃度制御系再結合装置」についての気になる口コミも要チェック!

ここでは原発の「可燃性ガス濃度制御系再結合装置」の口コミを見ていきましょう。

原発の「可燃性ガス濃度制御系再結合装置」について調べたところ、装置の解説やPWRにも同じような装置が設置されていることについての口コミがありました。