原発の「原子炉冷却材浄化系再生熱交換器」について紹介します。
原発の「原子炉冷却材浄化系再生熱交換器」について知りたい方は、参考にしてみてください。
原発の「原子炉冷却材浄化系」とは？
原発では配管や設備の安全性を確認するために定期的に原発の運転を止めて、原子炉格納容器のなかに人が入り点検を行う必要があります。
点検を行う際には人への被ばくの観点からも原発の運転を停止しておくことはもちろんですが、さらにできる限り被ばくを低く抑えるために、原子炉格納容器のなかの配管や設備からの放射線を低くしておくための工夫をしています。
原子炉格納容器のなかの配管や設備からの放射線の原因は、配管や設備そのものではなくそれらの材料である金属から発生するサビであり、これが非常に放射線量の高い原子炉圧力容器のなかで放射性物質へ変化するためだとわかっています。
この放射性物質へと変化したサビが水や蒸気により運ばれ配管やさまざまな設備へたまることで、点検中の人へ被ばくをもたらします。
そこで、原発の点検中の人への被ばくを低く抑えるために、被ばくの原因となるサビを原発の運転中にできる限り取り除くことにしています。
このサビを取り除くために特別に作られた系統を「原子炉冷却材浄化系」といい、運転中の原発の水を常に少量抜き出しサビを取り除き、きれいにした水をまた戻すことで配管や設備にサビがたまることを防いでいます。
このように、あらかじめ原発の運転中に配管や設備に放射性物質へと変化したサビがたまることを防ぐことで、点検を行う人の被ばくをできる限り低く抑えているのです。
原発の「原子炉冷却材浄化系再生熱交換器」について解説！
運転中の原発で使っている水は温度が高いため、浄化する設備へ送り出す前に冷やしておくことが必要です。
また、逆に浄化が終わり冷えてしまった水は温度を高めてから戻したほうが効率がよいです。
これら２つを同時に実現するための設備を「原子炉冷却材浄化系再生熱交換器」といいます。
熱は温かいものから冷たいものへ移ることから、温度の高い浄化前の水と隣り合うように温度の低い浄化後の水をおくことによって、浄化前の温かい水は冷やされてから浄化のための設備へ送られ、浄化後の冷たい水は温められてから戻されるのです。
なお、「原子炉冷却材浄化系再生熱交換器」は、これら２つの水が混ざらず熱だけがよく移るように薄い金属で仕切る作りとなっています。
「原子炉冷却材浄化系再生熱交換器」についての気になる口コミも要チェック！
ここでは原発の「原子炉冷却材浄化系再生熱交換器」の口コミを見ていきましょう。
１９９９年７月１２日敦賀原発２号炉。再生熱交換器から大量の１次冷却水漏れ。
— アパンクパンク (@apunkpunk) December 28, 2012
代表図はぬるい表現のような気がする。「漏洩開始から漏洩箇所隔離まで約14時間で、漏洩量は約51m3であった。」、つまり平均して毎時3.6ｔ= / “失敗事例 > 敦賀原子力発電所2号機化学体積制御系再生熱交換器連絡配管からの一次冷…” http://t.co/Szuu9E8gVD
— Carnot1824 (@Carnot_1824) March 2, 2013
2003年 2号機 下段 再生熱交換器出口から漏洩原子炉停止 pic.twitter.com/XsVqTBekfM
— Toyomi Sawada (@qzv00507) August 14, 2016
原電の敦賀原発と言えば1号機が冷却水漏れを起こして、しらばっくれて運転していて、通産省(当時)から謹慎処分喰らった過去を筆頭に、制御棒動作不良でINESのレベル1、その翌年に再生熱交換器から大量の冷却水お漏らしでレベル1、ECCS故障不作動で1か月どんとこいや運転など前科多数w
— 昼寝猫 (@tcv2catnap) November 30, 2016
原発の「原子炉冷却材浄化系再生熱交換器」について調べたところ別の系統の設備についてですが、敦賀原発の再生熱交換器からの冷却水の漏えいについての口コミがありました。
