原発の「原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩装置」について紹介します。
原発の「原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩装置」について知りたい方は、参考にしてみてください。
原発の「原子炉冷却材浄化系」とは?
原発では配管や設備の安全性を確認するために定期的に原発の運転を止めて、原子炉格納容器のなかに人が入り点検を行う必要があります。
点検を行う際には人への被ばくの観点からも原発の運転を停止しておくことはもちろんですが、さらにできる限り被ばくを低く抑えるために、原子炉格納容器のなかの配管や設備からの放射線を低くしておくための工夫をしています。
原子炉格納容器のなかの配管や設備からの放射線の原因は、配管や設備そのものではなくそれらの材料である金属から発生するサビであり、これが非常に放射線量の高い原子炉圧力容器のなかで放射性物質へ変化するためだとわかっています。
この放射性物質へと変化したサビが水や蒸気により運ばれ配管やさまざまな設備へたまることで、点検中の人へ被ばくをもたらします。
そこで、原発の点検中の人への被ばくを低く抑えるために、被ばくの原因となるサビを原発の運転中にできる限り取り除くことにしています。
このサビを取り除くために特別に作られた系統を「原子炉冷却材浄化系」といい、運転中の原発の水を常に少量抜き出しサビを取り除き、きれいにした水をまた戻すことで配管や設備にサビがたまることを防いでいます。
このように、あらかじめ原発の運転中に配管や設備に放射性物質へと変化したサビがたまることを防ぐことで、点検を行う人の被ばくをできる限り低く抑えているのです。
原発の「原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩装置」について解説!
運転中の原発の水をサビを取り除く装置を「原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩装置」といい、放射性物質を吸着できる特殊な粉末状の樹脂を用いています。
「原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩装置」を使う際には粉末状の樹脂をフィルタ表面に定着させる手間が必要ですが、かわりに汚れて使い終わった粉末状の樹脂とともに放射性物質へと変化したサビを確実に排出することができるメリットがあります。
「原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩装置」についての気になる口コミも要チェック!
ここでは原発の「原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩装置」の口コミを見ていきましょう。
引用:
— rima (@rima_risamama) February 21, 2017
「中部電によると、19日午後4時50分ごろ、復水ろ過脱塩装置建屋の地下2階で警報が点灯。社員が確認したところ、付属設備のポンプの水が圧力調整弁の排気孔から漏れ、6㍑と139㍑の水たまりがあった。他にも最大で約2600㍑漏れた可能性があるという。施設外への漏えいはない。」
浜岡原発:1号機、建屋に地下水流入 3号機で油漏れも https://t.co/BGLjpDrIJ2
— さかなのかげふみ (@Spia23Tc) June 25, 2019
中部電|
浜岡1号 復水ろ過脱塩装置建屋 地下1階への地下水の流入 https://t.co/9RCcRrguS6
浜岡3号補助建屋 油漏れ https://t.co/yuf8g0cBEe
原発の「原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩装置」について調べたところ、地下水の流入についての口コミがありました。