くらべて原子力

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原発の「制御棒駆動水ポンプ」ってどんな設備?

原発の「制御棒駆動水ポンプ」について紹介します。

原発の「制御棒駆動水ポンプ」について知りたい方は、参考にしてみてください。

原発の「制御棒駆動水ポンプ」について解説!

原発では、原子炉圧力容器のなかのウランやプルトニウムなどの燃料と中性子と呼ばれる非常に小さい粒子が反応し、ウランやプルトニウムが2つに割れるとともに大きなエネルギが生まれます。

このような反応が次々と起こり燃料自体が非常に大きな熱を持つとともに、燃料の周囲にある水が蒸気となりタービンを回し発電することできるのです。

しかし、あまり熱を持ちすぎてしまうと最悪の場合は燃料自体が溶けることにもつながることから、運転を調整する必要があります。

また、原発の定期点検や地震などの起こったときには、安全のために原発の運転を停止する場合があります。

このような場合には、ウランやプルトニウムと隣り合うように中性子を吸収しやすい特殊な金属を置くことで、この金属に中性子が吸収されることにより生まれるエネルギが減ることから運転の調整や停止ができるのです。

原発の運転の調整や停止を行うため特殊な金属のことを「制御棒」といい、ウランやプルトニウムなどの燃料を棒状のまとまりでみた場合には燃料棒といいます。

原発では運転の調整のときは運転の状態に応じていくつかの「制御棒」を燃料棒と燃料棒の間に入れたり出したりしますが、急に停止する必要がある場合はいっせいにすべての「制御棒」を燃料棒と燃料棒の間に入れることになります。

「制御棒」を入れたり出したりするときには通常は水圧を利用しており、この水圧を「制御棒」へ与えるための設備を「制御棒駆動水ポンプ」といいます。

「制御棒駆動水ポンプ」についての気になる口コミも要チェック!

ここでは原発の「制御棒駆動水ポンプ」の口コミを見ていきましょう。

原発の「制御棒駆動水ポンプ」について調べたところ、設備に塩分が混入した事故についての口コミがありました。