くらべて原子力

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【川内原発1、2号機】「中央制御室」ってどんな部屋?

九州電力の川内原子力発電所1、2号機の中央制御室について紹介します。

川内原発1、2号機の中央制御室について知りたい方は、参考にしてみてください。

川内原子力発電所|東北電力


  1号機(PWR) 2号機(PWR)
ステータス 再稼働 再稼働
定格電気出力 89 89
営業運転開始 1984年7月 1985年11月
原子炉型式 ダブル型 ダブル型
燃料 低濃縮二酸化ウラン 低濃縮二酸化ウラン
燃料集合体 157体 157体

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川内原子力発電所は、九州電力株式会社の原子力発電所です。

九州電力は福岡県福岡市に本店を置く、九州地方などで発電事業などを行う有名な企業です。

九州電力の川内原子力発電所は約145万平方メートルの敷地に1号機と2号機のPWRがあり、いずれも鹿児島県川内市に設置されています。

1号機、2号機ともに原子力規制委員会の審査に合格し再稼働済みです。

原発の中央制御室について解説!

少し古い資料ですが「小澤省吾.一般原子工学.恒星社厚生閣.昭和33年9月10日」によれば、原発の中央制御室とは原子炉やタービン、発電機といった原発の主要な設備以外の付属設備と呼ばれる設備にあたります。

8.用地及び建物

(c) 付属設備

 事務所、制御室、洗濯室、蓄電池室、予備発電装置、計量及び工作室のために余分の部屋がいる。又給水タンク、排水貯蔵タンクも主建物の近くに設置せられ、暖房加熱及び冷房通風装置のためにも建屋が必要である。

したがって、原発の中央制御室とは、原子炉内の核燃料の核分裂反応の制御、熱エネルギから回転エネルギへ変換するためのタービンや電気を作る発電機の運転や監視などの原発の管理を集中的に行うための設備が置かれている部屋ということができます。

原発の管理はたとえ原発が停止中でも使い終わった燃料の管理や発生する放射性廃液の処理などのために、「運転員」と呼ばれる原発の従業員により年中無休24時間体制で行われています。

原発の管理を集中的に行うための設備としては、監視のためのモニター、制御や運転のためのスイッチや調整器などが集中的に配置された「盤」と呼ばれる装置が複数あります。

個々の「盤」の配置は、運転員の状態の把握のしやすさや原発の安全に対する配慮から決められています。

また、個々の「盤」は、運転員が直接操作するのに必要な「盤」を前面とし、記録計用などの「盤」は運転員の背後や一部中央制御室の下の階に配置させている場合もあります。

川内原発1、2号機の中央制御室ってどんな部屋?

それでは、川内原発1、2号機の中央制御室を具体的にみていきましょう。

参照:国際評論社.LA international.1990-12

運転開始から5年後のまだできたばかりのときの制御室です。

新規制基準に合格し発電を再開するときの中央制御室の写真です。

川内原発1、2号機の中央制御室についての気になる口コミも要チェック!

ここでは川内原発1、2号機の中央制御室の口コミを見ていきましょう。

川内原発1、2号機の中央制御室について調べたところ、再稼働への不安や設備の古さについての口コミがありました。