くらべて原子力

原子力施設の基本設計をくらべるブログです。

【女川原発2号機】「中央制御室」ってどんな部屋?

東北電力の女川原子力発電所2号機の中央制御室について紹介します。

女川2号機の中央制御室について知りたい方は、参考にしてみてください。

女川原子力発電所|東北電力

  1号機(BWR) 2号機(BWR) 3号機(BWR)
ステータス 廃炉決定済 安全対策工事中 審査準備中
定格電気出力 52.4 82.5 82.5
営業運転開始 1984年6月 1995年7月 2002年1月
原子炉型式 MarkⅠ型
(トーラス型/フラスコ型)
MarkⅠ改良型
(まほうびん型)
MarkⅠ改良型
(まほうびん型)
燃料 低濃縮二酸化ウラン 低濃縮二酸化ウラン 低濃縮二酸化ウラン
燃料集合体 368体 560体 560体

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女川原子力発電所は、東北電力株式会社の原子力発電所です。

東北電力は宮城県仙台市に本店を置く、東北地方などで発電事業などを行う有名な企業です。

東北電力の女川原子力発電所は約173万平方メートルの敷地に1号機から3号機のBWRがあり、いずれも宮城県女川町に設置されています。

1号機は新規制基準に伴う安全性向上対策が難しいことから廃炉となることが決まっています。

2号機は新規制基準に合格していますが、現在再稼働に向けて安全対策工事を行っている最中です。

3号機は再稼働に必要な新規制基準への適合審査の申請を準備中です。

原発の中央制御室について解説!

少し古い資料ですが「小澤省吾.一般原子工学.恒星社厚生閣.昭和33年9月10日」によれば、原発の中央制御室とは原子炉やタービン、発電機といった原発の主要な設備以外の付属設備と呼ばれる設備にあたります。

8.用地及び建物

(c) 付属設備

 事務所、制御室、洗濯室、蓄電池室、予備発電装置、計量及び工作室のために余分の部屋がいる。又給水タンク、排水貯蔵タンクも主建物の近くに設置せられ、暖房加熱及び冷房通風装置のためにも建屋が必要である。

したがって、原発の中央制御室とは、原子炉内の核燃料の核分裂反応の制御、熱エネルギから回転エネルギへ変換するためのタービンや電気を作る発電機の運転や監視などの原発の管理を集中的に行うための設備が置かれている部屋ということができます。

原発の管理はたとえ原発が停止中でも使い終わった燃料の管理や発生する放射性廃液の処理などのために、「運転員」と呼ばれる原発の従業員により年中無休24時間体制で行われています。

原発の管理を集中的に行うための設備としては、監視のためのモニター、制御や運転のためのスイッチや調整器などが集中的に配置された「盤」と呼ばれる装置が複数あります。

個々の「盤」の配置は、運転員の状態の把握のしやすさや原発の安全に対する配慮から決められています。

また、個々の「盤」は、運転員が直接操作するのに必要な「盤」を前面とし、記録計用などの「盤」は運転員の背後や一部中央制御室の下の階に配置させている場合もあります。

女川原発2号機の中央制御室ってどんな部屋?

それでは、女川原発2号機の中央制御室を具体的にみていきましょう。

林等.東北電力㈱女川原子力発電所2号機の設計と建設.東芝レビュー1995 Vol.50 No.11

女川2号機の中央制御室は、実はすでに廃炉が決まっている女川1号機と共用の中央制御室として作られています。

国会画報.麹町出版. 1995-03

見学者ホールからの写真です。

国会画報.麹町出版. 1996-03

複数の「運転員」が対応にあたっています。