原発の『復水脱塩装置』について紹介します。
『復水脱塩装置』とは、「原子炉圧力容器へ送り込む水」から不純物を取り除くための設備をいいます。
原発の『復水脱塩装置』について知りたい方は、参考にしてみてください。
原発の『復水脱塩装置』とは：水から不純物を取り除くための設備
原発の原子炉圧力容器のなかでは、ウランやプルトニウムといった燃料が中性子と衝突し核分裂を引き起こすことにより大きな熱が生まれます。
この熱を利用して巨大なタービンを回して発電するために、原発では原子炉圧力容器のなかへ水を送り込み高温・高圧の蒸気を発生させています。
蒸気を発生させるために「原子炉圧力容器へ送り込む水」に不純物が入っている場合には、この不純物が原子炉圧力容器のなかで強い放射線により放射性物質となることがあります。
「原子炉圧力容器へ送り込む水」は原発のなかをぐるぐる回っていることから、放射性物質となった不純物も同じように原発の中をぐるぐる回ります。
「原子炉圧力容器へ送り込む水」の入った配管の近くで原発の作業員が作業する場合でも、原発の作業員の被ばくを低く抑えるために、放射性物質となってしまう不純物を「原子炉圧力容器へ送り込む水」からあらかじめ取り除いておく必要があります。
また、不純物の種類によっては原発の配管や機器へ悪影響があることから、放射性物質となってしまう不純物を「原子炉圧力容器へ送り込む水」からあらかじめ取り除いておく必要があります。
『復水脱塩装置』とは、原発の作業員の被ばくを低く抑えるとともに、配管や機器への悪影響を防ぐために、放射性物質となってしまう不純物を「原子炉圧力容器へ送り込む水」からあらかじめ取り除くための設備をいいます。
原発の『復水脱塩装置』について解説！
原発では、不純物を吸着できる特殊な「イオン交換樹脂」を利用して、「原子炉圧力容器へ送り込む水」から不純物を取り除いています。
「原子炉圧力容器へ送り込む水」から不純物を取り除くために、「イオン交換樹脂」のなかに「原子炉圧力容器へ送り込む水」を流すことにより、不純物と「イオン交換樹脂」が接するようにしています。
ただし、この「イオン交換樹脂」は直径1mm程度の小さい粒子であるため「原子炉圧力容器へ送り込む水」とともに流れていくことがないように、「イオン交換樹脂」は通さずに「原子炉圧力容器へ送り込む水」はよく通すような金属製のフィルタで仕切る作りとしています。
『復水脱塩装置』とは、「原子炉圧力容器へ送り込む水」から不純物を取り除くために、「イオン交換樹脂」と薄い金属製のフィルタをはさんで「原子炉圧力容器へ送り込む水」を流す設備のことをいいます。
『復水脱塩装置』って具体的にどんな設備？気になる口コミも要チェック！
『復水脱塩装置』って具体的にどんな設備？公開情報を調べてみました！
原発の『復水脱塩装置』について調べたところ、以下のような設備であることがわかりました。
参照：荏原製作所の復水脱塩装置
『復水脱塩装置』が水から不純物を取り除くための設備だと確認できます。
原発の『復水脱塩装置』の評判ってどう？気になる口コミも要チェック！
ここでは原発の『復水脱塩装置』の口コミを見ていきましょう。
復水側に入った海水は微量なら脱塩装置で除去されるから蒸気発生器にも影響ない。導電率上がったらオガクズで塞いだり栓したり。そうやって運転してるんだってば。で、ある程度..「「発電に命かけてどうすんの」と電気を使って呟く映画監督殿」 http://t.co/AMmCPT6Q87
— あさくら めひかりスンデル (@arthurclaris) August 22, 2015
@tokaiamada 沸騰水型は、復水器の外に流れているのが炉水。漏れたら当然、原子炉内に入っていきますが、少量ならば特に問題ありません。脱塩装置もありますし。まあ、このあたりは火力と全く同じ。特に加圧水型は線量もないですし
— onodekita (@onodekita) August 22, 2015
復水脱塩装置が有効に働いてると。そもそもこれがあるのは、ある程度海水が入ることは織り込み済みなのか、或いはその先に塩に弱い部分があるのか。 https://t.co/pvvmFhggmA
— 魚田雅彦 (@muota_here) August 21, 2015
原発の『復水脱塩装置』について調べたところ、原発で使う水に海水が混入したという報道についての口コミがありました。
