原発の『空調機械室』について紹介します。
『空調機械室』とは、原発の建物のなかを換気する設備がある部屋をいいます。
原発の『空調機械室』について知りたい方は、参考にしてみてください。
また、川内1、2号機の「換気空調装置室」や「フィルタ室」について知りたい方も、参考にしてみてください。
原発の『空調機械室』について解説!
原発の原子炉圧力容器のなかでは、ウランやプルトニウムといった燃料が中性子と衝突し核分裂を引き起こすことにより発生する大きな熱を利用して、原子炉圧力容器のなかへ送り込んだ水から高温・高圧の蒸気を発生させ、この蒸気で巨大なタービンを回して発電しています。
原発の建物のなかには、高温の蒸気を扱うための設備(バルブなど)や原発の運転に必要な設備(ポンプなど)、ウランやプルトニウムといった放射性物質などの危険な物質などを扱うための設備(燃料棒など)が置かれている部屋など、多くの部屋があります。
これらの部屋のなかでは、原発の設備に異常がないか確認したりメンテナンスをするために、原発の従業員が点検や作業を行うことになっています。また、これらの部屋のほかに、運転員と呼ばれる原発の従業員が原発の運転をするための『制御室』という部屋もあります。
原発の従業員が点検や作業などを行うときに、高温の蒸気や原発の運転に必要な設備から発生する熱、ウランやプルトニウムといった放射性物質などの危険な物質から原発の従業員を守るために基本的に新鮮な「外の空気」を入れるとともに、「原発の建物のなかの空気」をきれいにしてから外へ出しています。
原発へ「外の空気」を入れるためには、原発の外から原発の建物のなかへ空気を送り込む「送風機」と呼ばれる設備が必要ですし、原発から「原発の建物のなかの空気」を外へ出すためには、原発の建物のなかから原発の外へ空気を送り出す「排風機」と呼ばれる設備や「原発の建物のなかの空気」をきれいにするための「フィルタ」なども必要です。
なお、特に原発では単純に原発の建物のなかに「外の空気」を入れて「フィルタ」で「原発の建物のなかの空気」をきれいにしてから出すということのほかに、原発のなかで従業員の放射性物質からの被ばくを低く抑えるために、新鮮な「外の空気」を放射性物質のないきれいな部屋(①)から放射性物質が漂っている部屋(③)へ順に流し放射性物質により汚れた部屋を増やさないようにしています。
さらに、原発では「原発の建物のなかの空気」を「フィルタ」できれいにしてから出していますが、その空気はきれいとはいってもどうしても非常に少ない放射性物質が含まれてしまうことから、原発のまわりに住む人たちの被ばくを低く抑えるために、「原発の建物のなかの空気」を「排気筒」と呼ばれる高い煙突から出し、放射性物質からの影響が無視できるほど薄めることにしています。
このように『空調機械室』は、原発からの熱を逃がすとともに、放射性物質から原発の従業員を守るために、原発の建物のなかで空気を出し入れし換気するための設備(「送風機」や「排風機」、「フィルタ」など)がある部屋をいいます。
『空調機械室』って具体的にどんな部屋?気になる口コミも要チェック!
『空調機械室』って具体的にどんな部屋?公開情報を調べてみました!
原発の『空調機械室』について調べたところ、以下のような部屋であることがわかりました。
原発の建物のなかで空気を出し入れするための設備として送風機や排風機、フィルタなどが確認できます。
原発の『空調機械室』の評判ってどう?気になる口コミも要チェック!
ここでは原発の『空調機械室』の口コミを見ていきましょう。
【有人調査】福島第一原発で立ち入り検査、放射線量が高く詳細な調査行えずhttps://t.co/rCtJnB5gGt
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 17, 2020
原子力規制委員会の調査チームは9日、1号機原子炉建屋の空調機械室を事故後初めて調べた。現在も80ミリから100ミリシーベルトと依然として高く、詳細な調査はできなかったという。 pic.twitter.com/hzR2WIXfVE
原発の『空調機械室』について調べたところ、事故を起こした福島第一原発の『空調機械室』で非常に高い放射線量が検出されたとの報道に関する口コミがありました。