くらべて原子力

原子力施設の基本設計をくらべるブログです。

ショー原発(CHOOZ)|フランス-アルデンヌ県

フランスのアルデンヌ県のショー原発を紹介します。

ショー原発について知りたい方は、参考にしてみてください。

ショー原発の場所を確認!

ショー原発は、フランス北東部のアルデンヌ県にあり、ベルギーとの国境に近い場所にあります。

アルデンヌ県は、森林や丘陵が広がる美しい地域で、ハイキングやサイクリングなどのアウトドア活動が楽しめます。また、歴史的な城や教会などの文化遺産も多くあります。

ショー原発は、フランスとベルギーの共同事業として始まりました。最初の原子炉は、地下に建設された加圧水型原子炉で、1967年に運転を開始しましたが、1991年に廃止されました。現在は、2基の加圧水型原子炉が稼働しています。

ショー原発から最寄りの空港はブリュッセル・サウス・シャルルロワ空港で、この空港からショー原発まで車で約1時間半かかります。

なお、下表のようにショー原発には1~3号機がありますが、1機は廃炉中あるいは廃炉済みです。

unit 初臨界
(First Criticality Date)
送電網接続
(First Grid Connection)
商業運転開始
(Commercial Operation Date)
状態
(Status)
CHOOZ B-1 1996年7月25日 1996年8月30日 2000年5月15日 Operational
CHOOZ B-2 1997年3月10日 1997年4月10日 2000年9月29日 Operational
CHOOZ-A (ARDENNES) 1966年10月18日 1967年4月3日 1967年4月15日 Permanent Shutdown

ショー原発の特徴を簡単に解説!

原発では「燃料」「減速材」「冷却材」の3つと「原子炉容器」が重要です。

「燃料」は、「原子炉容器」のなかで核分裂により高速の中性子を発生させるとともに、「燃料」自体が高温となります。

「減速材」は、「原子炉容器」のなかで核分裂で発生した高速の中性子のスピードを落とし、中性子が「燃料」に当たりやすくして核分裂を起こしやすくします。

「冷却材」は、「原子炉容器」のなかで核分裂によって発生した高温の熱を「燃料」から取り出す役目をします。

ショー原発1号機の「燃料」「減速材」「冷却材」と「原子炉容器」の特徴!

ショー原発1号機の「燃料」「減速材」「冷却材」は以下のとおりです。

  • 燃料:濃縮ウラン
  • 減速材:水
  • 冷却材:水

また、1号機の「原子炉容器」の大きさは、日本原子力情報センターの「原子力発電プラントデータブック」によれば、円柱で考えた場合に高さが約11m、直径(内径)が約3mであり、出力は320MWとなります。

ショー原発1号機
原子炉容器データ(Reactor Data)
出力(Output) 320MW
形状(Shape) Cylinder
高さ(height) 11.2m
直径(Diameter) 3.2m(i.d)
素材(Material) CS-A302/SS-304
厚さ(Thickness) 230mm

下の2枚の画像は、遠方からの様子と川岸からの様子です。

口コミ・評判は実際どう?【ショー原発の感想・レビュー】

ここではショー原発の口コミをみていきましょう。

順番に確認していきましょう。

1967年:フランスで最初の原子力加圧水型原子炉であるChooz Aの稼働を祝う。この最初の成功に続き、世界中で100基以上の原子炉が建設されることになる。

真面目な話、ベルギーは2025年までに2つの原発を閉鎖して非化石エネルギーの供給を断つ予定だが、ショー原発のようにベルギーの奥地に突き刺さる発電所のおかげで、当分の間、原子力に囲まれることになりそう。

フランス原発、干ばつで停止。 ベルギー国境のショー原発、乾燥した夏で原子炉の冷却に必要な水が蒸発したため停止

ショー原発の口コミを調査したところ、ショー原発の建設当時の写真やベルギーとの国境に位置する立地、干ばつによる停止に関する評判があることがわかりました。

ショー原発の近場の飲食店をチェック! 【人気料理をご紹介】

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ここではショー原発の近くの飲食店をご紹介いたします。

興味がある方は参考にしてみてください。

ショー原発からの所要時間が車で約8分の、ベルギー料理店「La frite calcéenne」です。

ショー原発の近くの飲食店を調査したところ、とても評判の良いお店があることが分かりました。

近くまで来た際には、是非とも訪れてみてくださいね。